フォントを作ってしまう

いろいろフォントはあるわけですよ。かなり前に紹介したmonafontとか、東雲とかぱうとか。
が、「どうしてもこのフォントだけは譲れNeeeee!!!!1111」なんていう人もいますし、やはりWindows用TTFが多いのですね。
そんなあなた、窓から投げ捨てる前に朗報です。Zaurus上でTTF→qpf/qpeの変換ができます。
まあ、やり方は
http://zl.blog7.fc2.com/blog-entry-22.html#more
http://touasa.cocolog-nifty.com/wannazau/2006/03/zaurus_makeqpfa_1601.html
に詳しくあるので、そこを見てもらえればいいのですが、丸投げするのも迷惑なので書いてみます。

まずは好きなttf形式フォントを拾ってきます。フリーのやつとか。昔書いたMSPゴシック置き換えフォントマジオススヌ。
で、SDでも本体でもいいですが、「lib」フォルダを作成し、その中に「fonts」フォルダを作成します。
(つまり、lib/fontsといった階層にします。SDだとmnt/card/lib/fontsですね。以下これで説明します。)
で、そこのfontsにttfファイルを投げ込みます。(フォント名に日本語がある場合は英字に直しておくといいかと。)
あと、http://www.oesf.org/forums/index.php?showtopic=12937&pid=84135&mode=threaded&show=&st=&#entry84135
からMakeqpf_armを拾い、解凍します。で、zipを圧縮してできたやつはmakeqpf_armとして(.bz2を取ればいいみたい。ここでスッこけたのは内緒ですぞ。)
やはりfontsに投げ込みます。
もう1つ準備するものがあります。Zeditorか母艦のエディタ(サクラエディタを使いました)で
(変換後のフォント表示名) (変換前のフォント名.ttf) FT n 50 (作りたいフォントサイズ×10の数値) su[改行]

と入力し、fontdirという名前(拡張子なし)、UTF-8形式でやはりfontsファイルに保存します。
私の例(MSPゴシック、元ファイル名「MSPGothic.ttf」、変換後mspgothic、16ポイント)ですと、
mspgothic MSPGothic.ttf FT n 50 160 su
(改行のみ)
となります。

ここからはターミナルで動かします。必要ならばバックアップおよびNANDバックアップをしましょう。
で、ターミナルから(SDカード上、mnt/cardに作業フォルダがある場合)

bash-2.05$ export QTDIR=/mnt/card[enter]
bash-2.05$ cd $QTDIR/lib/fonts[enter]
bash-2.05$ ./makeqpf_arm -A[enter]

これでいけます。画面が緑になり、QServerSocket: failed to bind or listen to the socketと出ますが慌てない。
しばらくするとbash-2.05$と出ます。
一回縦表示にして、横表示に戻すと復帰します。
ここでlsコマンドで(作成後フォント名).qpfがあることを確認します。(私の例ではmspgothic.qpf)
で、このqpfを移動させます。継続してターミナル作業です。
bash-2.05$ su
# cp (作成後フォント名)*.qpf /home/QtPalmtop/lib/fonts
これでできます。むろん、私の例では
bash-2.05$ su
# cp mspgothic*.qpf /home/QtPalmtop/lib/fontsですね。
フォント名の後はいろいろなんか付くので、面倒ならば*でワイルドカード指定します。
あとは再起動。リセットボタンか
# shutdown -r nowでどうぞ。
で、q2chで指定してやると
こんな感じ。AAも文字もきれいで個人的には好きです。

が、これだと縦表示ではおかしくなります。
では、どうするかといいますと、縦用のフォント作ります。
途中まで同じで、
bash-2.05$ ./makeqpf_arm -A[enter]
のところを、
bash-2.05$ ./makeqpf_arm -A makeqpe -display Transformed:Rot0[enter]
でできたはずです。後も同じ手順ですが、できたフォントが(フォント名).qpeになります。そこだけ注意。

そうすると…
これで出来ました。